「辞める理由を聞いても、本当の理由は出てこない」
- noriyoshihira
- 5月1日
- 読了時間: 2分
更新日:7月11日
退職面談でよく聞く「もっともな理由」
それでも、どこか腑に落ちない感覚
実際には、辞める前から起きていること
「辞める/辞めない」を分けている分岐点
離職対策を考える前に、立ち止まってほしいこと

退職面談で、こんな言葉を聞いたことはないでしょうか。
「家庭の事情で」「次は別の分野に挑戦したくて」「条件の良いところが見つかったので」
どれも、もっともです。ただ、経営者や管理職の立場で聞いていると、どこか腑に落ちないと感じることも多いのではないでしょうか。
実際、現場を多く見てきて感じるのは、人は「その理由」で辞めているのではない、ということです。
辞める決断をするずっと前から、
この先、自分はどうなっていくんだろう
ここで頑張っても、何が変わるんだろう
誰に相談していいか分からない
そんな感覚が、少しずつ積み重なっています。
多くの場合、「辞める・辞めない」を分けているのは、給料でも、評価制度でもありません。
「この先を、誰かと話せているかどうか」ここが、大きな分かれ目になっています。
仕事の話はしている。指示も伝えている。でも、将来や不安については、話す機会がない。
この状態が続くと、人は静かに距離を取り始めます。
そして厄介なのは、辞める直前まで、外からは分からないことです。
問題も起こさない。文句も言わない。真面目に仕事はこなしている。
そのまま、ある日ポツンと退職届が出る。
離職対策というと、制度や条件の見直しが先に浮かびがちです。
もちろん、それも大切です。ただ、その前に一度、立ち止まって考えてほしいのです。
現場に、「先の話を、安心してできる余白」はあるだろうか。「考えを整理するための対話」は、日常にあるだろうか。
人は、いきなり辞めません。辞める前から、気持ちは動いています。
その動きに、現場で気づけるか。
そこが、実は一番の分岐点なのだと思います。



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